「人間は見た目じゃなくて、中身が大切」
たしかに性格は人の価値を左右する重要な要素です。しかし、第一印象を決定するのは外見的要素がほとんど。
第一印象はその一瞬だけではなく、その後の付き合いにも大きく影響を与える要素なのですが、第一印象の大半は見た目で決まると言っても過言ではありません。
第一印象を良くするためには身だしなみに気を配ることが大切です。

第一印象が大切な理由

心理学において、第一印象を決める要素は「見た目」であることがわかっています。
容姿や態度で相手からのイメージが決定されるのです。
そして、第一印象の良し悪しはその後の評価にもつながってきます。
同じ言動でも最初の印象が良いとポジティブに捉えられ、印象が悪いとネガティブに受け取られてしまうのです。これを心理学では初頭効果と呼びます。
また、光背効果というものがあるのですが、1つの事がネガティブに受け取られると、その人の全体が悪く見えることもあり、見た目だけで人間関係がうまくいかないなんてことも。
もちろん、長く付き合っていけば印象を改善させることができますが、初対面の多い仕事や合コンでは圧倒的に不利な状況に立たされるでしょう。

出来ることからコツコツと改善

見た目で人間関係が決まるのならば、「イケメン」じゃないとどうしようもないじゃないか…… なんて思っていませんか？
たしかに顔が整っていると有利ではあるものの、表情が暗い・態度が悪い・服装がだらしないなどで第一印象が悪くなります。
まずは表情を明るく、横柄な態度をとらず、服装に気を配るなどから始めてみてはいかがでしょうか。
人とのコミュニケーションを円滑に行うために見た目が大切だというのならば、見た目を変えていけばいいだけのこと。
努力を積み重ねることで、少しでも第一印象を向上させましょう。総合点を高める努力をしてください。

細かい改善も重要

総合点はいろんな箇所からアップさせることが可能です。
顔の作りは簡単に変えられませんが、まだまだ手を加えられるところがあるのではないでしょうか。
例えば肌。肌に無頓着な男性はそれだけマイナスポイント。
オイリー肌であったり、ニキビがたくさんあったりすると第一印象を悪くすることに。
肌トラブルはすぐに改善できるものではありませんが、積み重ねることで克服できるでしょう。

また、ヒゲや眉毛の処理もチェックポイントです。
顔が整っていても、眉毛がぼさぼさだと垢抜けませんし、無精ヒゲだらけだとあまり良い印象を受けません。
細かい欠点や劣等感を覚える箇所をケアしていくと第一印象で嫌われる、苦手だと判断されることは少なくなります。

容姿で判断されたくないから容姿を磨く。このポジティブさが外見に現れることでしょう。
中身を見てもらえる人になるためには、まず外見から。
スタートラインに立つために努力することが大切です。