数ある肌トラブルの中でも、肌の乾燥は目立ちやすくニキビなどの新たなトラブルを招く厄介な存在です。顔や手足のカサつき、また乾燥による唇の皮剥がれに悩んでいる男性も多くいらっしゃいます。
唇は体の中でも乾燥しやすいパーツで、放置しておくと唇が裂けたり口周り全体が荒れたりと、見た目的にも「ケアをしていないな」と印象づけられてしまうので注意が必要です。
今回は、そんな唇荒れの原因と、リップクリームを使った正しいケア方法をご紹介します。
年中カサカサ? 唇が乾燥する原因とは
そもそも唇は、皮脂腺が極端に少なく肌がむき出しの状態になっています。
他の部位に比べて皮膚も薄く、紫外線や外気の刺激を受けやすくダメージが蓄積した結果が乾燥や皮剥け、場合によっては色素沈着などとして肌に現れてしまうのです。
また、唇の乾燥は男性がやってしまいがちなさまざまな生活習慣にも隠されています。
・スキンケアなどは一切行わない
・無意識に唇をなめてしまう
・ビタミン栄養素が欠落している
・唇への摩擦が多い(拭う、爪で弄る、リップクリームを押し付けて塗るなど)
どれも生活の一部として行っており、自分では無自覚な方も多いですが、その小さな刺激が蓄積することでどんどんと唇は乾燥してしまいます。
また、乾燥で唇の皮を無理やりに剥くような行為も絶対にNG。唇はとっても繊細なパーツなので、まずは日常生活から乾燥の原因を減らす努力をしましょう。
リップクリームの効果を上げる正しい使い方
・使用回数に気を付ける
リップクリームは肌を保湿してくれるものですが、何度も使用すると唇が持っている保湿成分を奪ってしまうことがあります。その結果ターンオーバーが乱れて余計に乾燥しやすい唇になることもあるので、使用頻度は1日5回程度に収めておきましょう。
・横塗りはNG!
リップクリームを塗る時、スティックや指先を唇のシワを無視して横にスライドさせていませんか? 唇のシワは縦に刻まれており、保湿するためにはこのシワにもリップクリームを浸透させる必要があるのです。
リップクリームを塗る時はシワに沿って縦方向に、摩擦を生まないようにゆっくりと塗りましょう。
・乾燥してからでは遅い
「乾燥してカサカサだな」と感じてからリップクリームを利用する方も多いはず。しかし、リップクリームはあくまでも乾燥を防ぐものなので、既に乾燥してしまった唇に使用しても効果は半減してしまいます。日常的にリップクリームを付ける習慣を付け、乾燥の処置ではなく予防へと使い方を変えていきましょう。
・使い分けを意識して
リップクリームには化粧品と医薬部外品の2種類があります。
化粧品は保湿、紫外線対策のみができるリップクリームで、医薬部外品は「薬用」と言われる炎症などにも効果のあるリップクリームです。一見、医薬部外品のものだけを利用していればいいようにも思えますが、じつは炎症などのない唇には刺激が強過ぎることも。唇が荒れている時は薬用、普段は化粧品を使うなど、使い分けることが重要です。
・口周りが綺麗な時がタイミング
洗顔後や歯磨き後、入浴後などの肌が清潔になっているタイミングがリップクリームの塗り時です。周りの人にリップを塗る場所を見られたくないと言う方は、まずはこの3つのタイミングを意識してリップクリームを使ってみてはいかがでしょうか。
カサカサした唇では、せっかく肌や髪形を整えても台無しに。
自然に潤う男らしい唇を手に入れて、乾燥知らずの男を目指しましょう。