男性のスキンケアにおいても、「化粧水」の果たす役割は大きいもの。
でも洗顔やシェービングの後、しっかりと化粧水を使っているという男性はまだまだ少ないかもしれませんね。
ここでは、化粧水の重要性に疑問をお持ちの男性の皆さんの「なぜ化粧水が必要なのか」「化粧水ってどう使うの?」などの疑問にお答えしていきたいと思います。
【Lesson 1】なぜ化粧水を使うのか
男性の肌は女性に比べて皮脂が多いのが特徴。洗顔はしっかりと行うけど、「せっかく洗顔でさっぱりしたのに何かつけるなんて……」と何もつけない男性は多いものです。
でも、テカリの原因になる皮脂の過剰分泌は、実は肌の乾燥が原因です。洗顔で余分な皮脂や汚れを落とすのは大切ですが、洗顔時には、必要な皮脂や水分も少なからず失われます。洗いっぱなしで何もつけずにいると、肌は減ってしまった水分をこれ以上減らさないようにするため、皮脂を大量に分泌して水分の蒸発を防ごうと働きます。これがテカリやベタつきの原因になってしまうのです。
洗顔後にはすぐに化粧水を使って、失われた水分を補給するのが大切。そして、化粧水をつけただけでは蒸発してしまうので、その後、乳液やクリームでフタをして、水分を肌にしっかりと閉じ込めるのが肌を良い状態に保つコツなんです。
【Lesson 2】化粧水の基本的な使い方を知ろう
化粧水で水分補給するのが大切だとわかっても、今まで化粧水を使ったことがなかった男性の場合、どうやってつけるのが正解なのかよくわからないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
化粧水の基本的な使い方をご紹介します。
【化粧水を使う手順】
①てのひらに化粧水を取ります。量はコイン大ぐらいを目安にしましょう。
②化粧水を両手で温めながら、てのひら全体に広げます。
③手のひらで顔全体を覆うように化粧水をなじませていきます。「塗る」という感覚ではなく、顔の肌に化粧水を乗せて浸透させていくイメージで。
④顔全体に化粧水を乗せたら、再び手のひらで軽く押さえるようにしてしみこませます。
しっかりと肌に水分補給すれば完了です。化粧水を使った後は、クリームなどを薄く塗ることも忘れずに。
【Lesson 3】コットンを使って乾燥対策
肌のカサつきや、ベタつき、テカリなどが気になる時は、肌の水分不足を効果的に解消するために、コットンを使って化粧水をつけるのもおすすめです。
手のひらの場合と同様に、コイン大を目安に化粧水をコットンにしみ込ませ、そのコットンで肌にポンポンと化粧水をつけていきます。こすったり強く叩くのではなく、軽く乗せるようにしましょう。顔全体に化粧水をつけた後は、手のひらでつけたときと同様に手のひらで軽く顔を押さえてなじませましょう。
さらに部分的に乾燥が気になる時などは、コットンに化粧水をしみこませたものを3~5分程度乗せてパックすると効果的です。