まぶたや目の周りが乾燥すると、シワができやすくなったり、かゆみが出たりと良いことが何ひとつありません。
「疲れてる?」と聞かれることが多く、年齢よりも老けて見られるような男性は、もしかしたら目元の乾燥により、見た目年齢が上がっている可能性も……。
では、まぶたが乾燥する原因は何なのか、対策ケア方法と合わせて詳しく見ていきましょう。
まぶた・目の周りが乾燥する3つの原因
1. 洗いすぎ
目の周りの皮膚は、非常に薄くてデリケートです。
さらに皮脂の分泌量も少ないため、他の部分の皮膚よりも乾燥しやすくなっています。
そんな目元を、洗顔中にゴシゴシと洗っていたり、熱いお湯ですすいでいると、肌バリアが低下して乾燥してしまうのです。
2. 保湿ケア不足
目元は皮脂が少ないため、洗顔後に何もつけずにいると、どんどん水分が蒸発して乾燥してしまいます。
念入りに洗顔をしたあとに、ヒリヒリと痛いような肌の乾燥を経験したこともある男性も多いことでしょう。
洗顔後は化粧水で肌を整え、その後は乳液やクリームなどの油分を補ってあげることが大切です。
3. 摩擦
目元を手でゴシゴシとこすっていると、皮膚に細かな傷がつき、そこから水分が蒸発しやすくなります。
これは洗顔のときだけに限らず、目を擦る癖がある方も注意が必要です。
目の皮膚は薄いため、擦ることで乾燥だけでなく色素沈着を招くこともあります。
なお、アレルギーなどで痒い場合は、すみやかな治療で改善を目指しましょう。
まぶた・目の周りの乾燥を防ぐための3つの対策
1. 洗顔はぬるま湯で優しく
まぶたの乾燥を防ぐためには、まず毎日の洗顔方法を見直すことが大切です。
では、洗顔はどのような方法や手順が望ましいのか、改めて確認してみましょう。
【手順】
1. 手を石鹸で丁寧に洗って、汚れや雑菌を落とす
2. ぬるま湯(32℃程度)で予洗いし、顔表面の汚れを洗い流す
3. 低刺激な洗顔料を、泡立てネットなどで十分に泡立てる
4. 泡で顔を撫でるように優しく洗う。Tゾーン→Uゾーン→目元・口元の順番で泡を伸ばし、乾燥しやすい目元や口元は、泡を置くぐらいでOK
5. ぬるま湯で泡を丁寧に洗い流す
2. 保湿ケアをしっかりと
洗顔後は化粧水をつけ、その後に乳液やクリームを重ねましょう。
特に乾燥しやすい目元には、保湿効果の高いアイクリームをおすすめします。
ただし、アイクリームの塗り方にも注意しましょう。
強くこすると皮膚を傷つけてしまうので、力の入りにくい薬指でポンポンと優しくなじませることがポイントです。
また、肌馴染みをよくするために、手のひらなどでクリーム・化粧水を人肌程度に温めておくことも忘れずに。
3. 強いマッサージはNG
目元のシワやむくみが気になるとマッサージをしたくなりますが、強い刺激はNGです。
クリームを多めに塗ってから、指の腹を優しく滑らせる程度にしましょう。
また、定期的に顔のピーリングをしているという方は、ピーリング剤の刺激で肌がダメージを受ける可能性があるので、目元を避けてケアをしてください。
目元は人の視線が集中するパーツなので、ケアをしているとしていないとでは、印象が大きく左右されることもあります。
思わず見入ってしまうような潤いある目元を手に入れるためにも、乾燥肌対策をしっかりと行っていきましょう。