最近では女性の車掌さんや、男性の看護士さんも当たり前になりましたが、職業だけでなく、生活で使用するものもジェンダーフリー化しています。例えば、男性用の香水や、ネイル、夏には日傘など。このような傾向を見ると、男性の美意識が高くなり、美に対するニーズも高まってきているのが感じられますね。
当然、美意識が高い方は服装だけでなくスキンケアも気になるところ。男性化粧品も今注目のアイテムです。ですが、気になってはいるけど選び方がわからない…という方もきっと多いはず。男性の基礎化粧品の選び方に、以下の3点を参考にしてみてはいかがでしょうか。
1. スキンケアが必要な「目的」を確認!
まずスキンケアを始めるにあたり、なぜスキンケアが必要なのかを認識しておきましょう。やみくもに始めても、実際に商品を並べられると、「どれを選んでいいのかわからない!」と悩むことになってしまいます。
例えば、「ニキビが気になる」「粉をふくほど乾燥する」「シミが増えてきた」などのお悩みがある場合は、それが目的になります。その場合は、スキンケアをした方がいいのかなと気づくキッカケにもなっているかもしれないので、シンプルですね。肌の悩みや目的によって、男性化粧品の選び方が変わりますので、自分の肌が何を求めているのかを知り、化粧品を探すようにしましょう。
2. 自分の「肌質」を理解しよう!
肌質としては大きく、乾燥肌・脂性肌・混合肌(混合肌とは、おでこと鼻がオイリーなのに口元は乾燥するなどの、どちらの要素もある肌のこと)の3つに分けられます。わかりやすい肌の方は、3つのどこに当てはまるのかはだいたい判断できるかと思いますが、もし迷う場合は、簡単なチェックをしてみましょう。洗顔後、何もつけずに約30分放置した肌の状態を見ます。
全体的にベタつきを感じるときは脂性肌、つっぱる感覚があり粉ふきなども見られたら乾燥肌、そしてどちらも存在する場合は混合肌になります。
また、さらに年齢を加えて基準を考えることもあります。40〜50代はエイジングケアの要素も必要になりますし、シミやそばかすが気になるときはホワイトニング対策も欲しいですよね。
自分の肌質を理解して、男性化粧品で必要な栄養を与えられる選び方をしましょう。
3. お気に入りの「テクスチャー(質感)」を探そう!
男性化粧品選びで意外と好みを左右するのがテクスチャー。つまり、使用する化粧品の質感のことです。クリームのようなしっとりした感じが好きな人もいれば、水のようにサラサラなものが好きな方もいます。
例えば、化粧水をとってみても、トロリとした粘度の高いものもありますし、パシャパシャな水っぽいものもあります。ひとことで化粧水といっても、両者で使用感が大きく異なるのです。もちろん質感によって効果も変わり、前者の方が保湿力の高い傾向があるため乾燥肌向けであるし、後者はさっぱりした使い心地で脂性肌向けのことが多いです。このように、自分の肌質と好みのテクスチャーの両方を理解しておくと、選ぶ基準がわかりやすくなります。
毎日使う男性化粧品。だからこそ、選び方のポイントを押さえて、自分にピッタリのものを快適に使い続けたいですよね。そして、それがきっと美肌への近道となるのです!