気温が高く、何もしていなくても汗が出る。
気付けば肌がベタベタ、夏はオイリー肌が加速してしまいますよね。
でも気を付けて! その肌、実はインナードライかもしれません。
インナードライなのにオイリー肌用の対策を行っていると肌の状態はどんどん悪化していくことも……。
今回はインナードライの対策方法についてまとめてみました。
インナードライの正式名称は「乾燥性脂性肌」は
インナードライとは「乾燥性脂性肌」を指します。
表面が皮脂でテカテカしているので、オイリー肌と間違えやすいのですが、まったく異なる肌の状態です。
夏のエアコンや紫外線によるダメージで肌内部が乾燥し、水分量が減ってしまった状態をインナードライと言います。
これ以上の水分蒸発を防ぐために皮脂が分泌されているので、顔がテカテカとしてしまうのです。
つまり、この皮脂は乾燥を防ぐ役割があります。
しかし、オイリー肌と勘違いして皮脂を拭き取ってしまったり、顔がさっぱりする洗顔料を使用すると、さらに肌を乾燥させることにつながります。
肌の水分量が少ないので、肌のバリア機能は著しく低下しています。
刺激に弱くなっているので紫外線の影響も受けやすいですし、ニキビもできやすいので、早めにインナードライ対策を始めましょう。
インナードライを見分ける3つのポイント
対策をする前に自分がインナードライであるかを見分けて下さい。
皮脂が多いのでオイリー肌や混合肌との見分けがつきにくいのですが、見分けるポイントはあるのでチェックしましょう。
- 肌が皮脂だらけ
- 触った時に肌が硬い
- 肌がざらざらしている
これら3つに当てはまった方はインナードライである可能性が濃厚です。
また「オイリー肌だと思って対策しているのに改善されない」なんて方もインナードライの対策に切り替えてみましょう。
インナードライの対策は「保水」
洗顔方法から見直していきましょう。
熱いお湯で顔を洗うと確かに皮脂は取れるのですが、皮脂が取れすぎる恐れがあります。
適度に皮脂を残すためにも、30~35℃のぬるま湯で洗うことがオススメです。
また、強い洗顔料の使用も皮脂が取れすぎてしまうのでNG。肌に優しい洗顔料・石鹸を使用して下さい。
過剰な皮脂の除去は必要ありません。洗顔も増やさないでおきましょう。
しかし、このままでは乾燥の改善はなされていないので、インナードライの対策としては不十分です。
保水を徹底的に行い、乾燥を防ぎましょう。
化粧水・美容液などを駆使して肌内部に水分を入れていくのですが、アルコール(エタノール)入りの化粧水だと刺激が強いので控えてください。
インナードライになると肌のべたつきが不快なだけではなく、肌を傷める原因ともなります。
夏はインナードライを引き起こす要因が多いので、不安がある方はこれらの対策を行って下さい。