男性のスキンケア意識が高まっている近年は、肌の赤みやニキビ跡を隠し、清潔感を演出するためにファンデーションを使っているという方が増えています。
健康で清潔な肌に見せるために活用するファンデーションですが、ふとした拍子にスーツやワイシャツについてしまう心配も。身だしなみのひとつとして取り入れたファンデーションで大切なスーツを汚してしまっては本末転倒ですよね。
また、自分はファンデーションを使っていなくても、満員電車などで女性のファンデーションが移ってしまうことも考えられます。
そこで今回は、ファンデーションがスーツについてしまった時の対処方法をご紹介します。
【応急処置】外出先では「クレンジングシート」を活用
スーツにファンデーションがついて一番困ってしまうタイミングは、出勤中や営業先に向かう途中など。そんなときは、コンビニや薬局で販売されている「クレンジングシート」を使って対処しましょう。
ティッシュやハンカチを水で濡らして対処してしまうのは厳禁です。水分でファンデーションが染み込み、シミの原因となってしまいます。繊維の間に叩きこんでしまわないよう注意しながら、クレンジングシートでサッと拭き取りましょう。時間が経つほどに落ちにくくなってしまうので、はやめの対処がポイントです。
それでも落とせなかった場合は……
ファンデーションがついたからといって慌ててハンカチやタオルでこすってしまうと、より汚れを悪化させてしまう可能性があります。
応急処置で落としきれなかったファンデーションは、以下の方法で落としてみてください。
1. スポンジ
ファンデーションがついてからそれほど時間が経っていなければ、台所用のスポンジを使うことで落とすことができます。乾いた状態のスポンジでファンデーションがついた部分をポンポンと叩き、汚れを払い落としましょう。
2. クレンジングオイル
ファンデーションは油分を含んでいるため、時間が経つごとに落ちにくくなってしまいます。そんなときは、メイクを落とすのに使うクレンジングオイルを使用してみてください。
ファンデーションがついてしまった部分に清潔なタオルをあて、裏側からクレンジングオイルをつけた歯ブラシなどで叩いてみましょう。
クレンジングオイルによってファンデーションが溶け出し、タオルに移っていれば成功です。タオルを少しずつ動かしながら、常にキレイな部分をあてるのがポイントです。
最後は水で濡らして絞ったタオルで叩き、クレンジングオイルによる輪ジミを防いであげてください。
大切なスーツにファンデーションの汚れがついてしまうとがっかりしてしまいますよね。
応急処置や自宅で落とすための方法をご紹介いたしましたが、シミや生地の傷みを防いでファンデーションを落とすためには、やはりプロに依頼するのがベストです。
特に汚れがひどい場合などは、信頼できるクリーニング店にお願いするようにしましょう。