いつも通りに身だしなみをセットしても、どこかパッとしない。
そんな時は、もしかしたら肌のくすみが原因になっているかもしれません。
肌が黒っぽく見えたり、血色が悪くなるくすみですが、その原因は血行不良やむくみなどさまざま。
今回ご紹介するくすみの原因は「角質肥厚」というもので、しっかりとケアをしないとくすみがいつまでも改善されない可能性もあります。では、角質肥厚とはどのようなものなのでしょうか? 改善方法と合わせてご紹介します。
くすみの原因となる「角質肥厚」ってなに?
角質肥厚(かくしつひこう)とは、一言で言うと「角質が通常よりも厚くなっている状態」のことです。
角質はお肌の表面にある皮膚のことで、通常であればターンオーバーという肌の生成周期に合わせて自然に剥がれ落ち、新しい角質に入れ替わるという工程を繰り返しています。
新しい角質が肌の表面に現れることで肌はバリア機能を保ったりシミや色素沈着を防いでいますが、角質肥厚が起きるとそれらの機能が低下してしまいます。
その結果、刺激を受けてボロボロになった角質が肌の表面に居座り続け、どんよりと茶色や黒にくすんだ肌に変わっていってしまうのです。
角質肥厚には以下のような特徴があります。
角質肥厚の4つの特徴
- 肌を触ると固く、ゴワゴワしている
- かぶれやニキビなど肌に炎症が起きるとなかなか治らない
- 青白いよりは、茶色っぽいくすみ方をしている
角質肥厚は生活習慣やストレスによるホルモンの乱れ、紫外線や間違ったスキンケアや加齢などさまざまな要因で起こってしまいます。
男性は過度なシェービングや保湿不足による肌の乾燥も原因になりやすいので、注意しましょう。
角質肥厚を改善するための4つのメンズケア
角質肥厚は肌を取り巻く環境が悪化することで起こるので、1回のケアで完全に治る、ということはありません。
継続してターンオーバーの行われやすい環境を作り、肌を育てる必要があるのです。
では、ここで角質肥厚のケア方法をご紹介します。
1. 洗顔は基本「ぬるま湯」で!
洗顔をしたりシェービングする際に使う水は、人肌程度のぬるま湯で統一するのが鉄則です。
水や熱湯は肌への負担が大きく、肌の負担になっている可能性があります。髭剃り後の洗顔も、朝晩の洗顔も、ぬるま湯を使って丁寧に顔をすすいでください。
2. 基礎スキンケアは怠らないこと!
洗顔後やシェービング後は、毎回肌を保湿していますか?
乾燥は、肌が外部からの刺激を受けやすくなり皮脂が過剰に分泌する原因になります。洗顔後タオルで優しく水分をオフしたら、すぐに化粧水で水分を補給しましょう。
この際、角質を刺激するようにパンパンと叩いたり肌を擦る行為は絶対にNG! 肌に化粧水が浸透するように、手のひらでしばらくのあいだ顔を押さえておいてくださいね。
保湿クリームを薄く伸ばして潤いにフタするのも忘れずに。
3. 「ピーリングケア」は角質肥厚に効果的!
女性の間では浸透しているピーリングも、男性の中ではあまりなじみが無いかもしれません。
ピーリングとは、肌に専用の石鹸やジェルを乗せて、古い角質を洗い落すスキンケア。
肌への刺激が強いので毎日は行えませんが、商品の用法容量を守ってピーリングをするのは角質肥厚に効果的です。
男性の肌くすみは、元気の無い印象を与えるだけでなく「小汚い」という印象を周囲に持たれやすくなってしまいます。
透明感のあるスマートな男性を目指すためにも、是非角質ケアを取り入れてみて下さい。