朝のバタバタとした身支度の中、「寝ぐせ直し」に手を焼く男性は多いでしょう。
四方八方にはねてしまったり、頑固に分け目がついてしまったり、髪が短いぶん余計に寝ぐせが目立ってしまう上に、直すのも簡単ではありません。
寝ぐせ直しの手間をできるだけ減らすためには、いくつかのポイントがあります。今回は、そのポイントと寝ぐせが強く出てしまう原因についてご紹介します。
寝ぐせが強く出る原因とケアポイント
寝ぐせ直しはスプレーやドライヤーを使ってケアするのが一般的ですよね。
しかし、同じケアアイテムを使っていても、使い方や夜のヘアケア方法ひとつで寝ぐせの直しやすさはグンと変わります。
では、寝ぐせのケアをより簡単にするにはどのようなポイントがあるのでしょうか?
1. スプレーやドライヤーは髪の根元から
寝ぐせのついている部分だけに目を向けがちですが、実は毛先がはねている時でも根元に癖が付いた結果、毛先に寝ぐせが付くことも少なくありません。
スプレーやドライヤーを当てるときは、髪の根元から全体にあて、まずは根元の癖を直すことを徹底しましょう。
霧吹きやシャワーで根元から髪全体を濡らすとより効果的です。
2. 蒸しタオルで寝ぐせを直す
慌ただしい朝は、シャワーに入る暇もない男性も多いもの。
そんな時には、蒸しタオルを寝ぐせ部分に当てて直していくのがおすすめです。
水で濡らして絞ったタオルをレンジで1分弱加熱し、寝ぐせができている部分やその根元部分にしばらく当てておきましょう。
蒸しタオルの熱がなくなるまで当てておけば髪が柔らかくなり、乾かしたりスタイリングをするだけですぐに直すことができますよ。
3. 髪はきちんと乾かす
「お風呂上がりに髪を乾かさずに寝てしまい、翌朝寝ぐせが大変なことになっていた」という経験はありませんか?
髪の毛は濡れた状態から乾いていく過程で癖がついてしまうという性質があります。
ひどい寝ぐせを防ぎたいのなら、前の晩にきちんと髪を乾かしておくことが肝心なのです。お風呂上がりには完全に乾くまでドライヤーを当て、髪に残った余熱による湿気や汗を防ぐために、最後は冷風を当てて熱を逃しましょう。
髪をきちんと乾かす習慣をつけることが、効果的な寝ぐせ対策になるのです。
4. 寝ぐせを悪化させない睡眠方法
夜中に頭に寝汗をかいてしまい、これが原因で寝ぐせが悪化するケースもあります。
寝室の温度は極力一定に保ち、できるだけ頭に熱が集まらないよう対策をしましょう。
また通気性の悪い枕は避けたり、汗をかいてもすぐに吸収できるように枕にタオルを巻くのもおすすめです。
うつ伏せになって寝ることが多い人は前髪に寝ぐせがつきやすいので、寝る時の体勢にも気をつけてみましょう。
寝ぐせは、自分では完璧にケアをしたつもりになっていても、後頭部や襟足などに直し残しがあるまま外出してしまい周囲の人に気づかれるケースもあります。
大人の男性として、寝ぐせ直しは最低限の身だしなみマナー。
しっかりとケアをして、隙のないヘアスタイルをキープしましょう。