男性にとって髭剃りは、日常的に行う身だしなみの1つです。しかし「髭剃りをするとニキビができやすくなる」と感じている男性も多いでしょう。なぜ髭剃りによってニキビが発生するのか、ニキビをくり返さないための対策方法と一緒に探ってみましょう。

髭剃りによってニキビができる原因

髭剃りによってニキビができるのは、肌へのダメージが原因です。特にカミソリで髭を剃っている人は、皮膚の一番外側にある角質を、髭と一緒に削っている可能性があります。
しかし角質には、乾燥・細菌・ホコリなどの外部刺激から、肌を守るバリア機能があります。その角質をカミソリで削ると、毛穴に細菌が入りやすくなり、ニキビができる原因になってしまうのです。
髭剃り後にできやすくなるのはニキビだけではありません。ブドウ球菌やカビ（真菌）の繁殖によって引き起こされる「毛嚢炎」の可能性もあります。どちらにせよ髭剃りのダメージが肌トラブルの原因になりますから、ダメージを極力減らす対策が必要です。

髭剃りによるニキビを防ぐ方法

カミソリより電気シェーバーを使う

肌が敏感でカミソリ負けをしやすいなら、髭剃りには電気シェーバーを使うことをおすすめします。電気シェーバーは刃が直接肌に当たらないため、比較的優しく髭を剃ることができるのです。ただし電気シェーバーを使う場合でも、以下の手順やポイントを守って、肌への負担を減らしましょう。

①髭剃り前に洗顔料とぬるま湯を使って、優しく洗顔をする
※ぬるま湯を使うと髭が柔らかくなり、剃りやすくなります。
②シェービングジェルをつけて30秒待つ
※ジェルは電気シェーバー用のものを使いましょう。つけた後は、ジェルが馴染むまでしばらく待つことがポイントです。
③肌を撫でるように優しく髭を剃る
④冷水で洗い流し、化粧水や乳液などで保湿する

カミソリを使う場合は切れ味の良いものを

どうしてもカミソリを使いたい場合は、切れ味が良いカミソリを用意しましょう。切れ味が悪いと思い通りに剃れないため、二度剃りや逆剃りが必要になり、かえって肌への負担が増えてしまうのです。そしてカミソリの場合も、以下の手順に沿って優しく丁寧に剃りましょう。

①髭剃り前に洗顔料とぬるま湯を使って、優しく洗顔をする
②シェービングジェルをつけて30秒待つ
※ジェルはカミソリ用のものを使いましょう。
③毛の流れに沿って髭を剃る
④剃り残しがある部分にのみ、1回だけ逆剃りをする
⑤冷水で洗い流し、化粧水や乳液などで保湿する

シェーバーやカミソリは常に清潔に

髭剃り後のニキビを防ぐためには、シェーバーやカミソリを清潔に保つことも重要です。使用後は十分にすすいでから水気を十分に拭き取り、風通しの良いところで保管しましょう。

髭剃り後に肌のアフターケアをする

髭剃り後の肌は、角質が剥がされている状態なので、敏感かつ乾燥しやすくなっています。
先述している通り、このような状態ではニキビができやすくなってしまうので、アフターケアとして肌の保湿をしてニキビを防ぎましょう。
髭剃り後のアフターケアとして取り入れるのにおすすめなのが、髭対策用のジェルです。
使用感がサッパリとしているので、あまりスキンケアに馴染みがなかった男性でも気軽に取り入れることができます。
髭剃り後の新習慣として取り入れてみましょう。

 
髭剃りの仕方で、肌のコンディションは大きく左右されます。ニキビのない美しく爽やかな肌を保つために、肌に負担をかけない正しい髭剃り法をマスターしましょう。