男性にとって髭剃りは、毎日欠かすことのできない習慣の1つです。
しかし乾燥シーズンの冬は、「髭剃りをすると肌トラブルが起きやすい」と悩んでいる男性が少なくありません。
その症状は赤み、ヒリつき、かゆみなど人によってさまざまですが、いずれもストレスになることは間違いないでしょう。
今回は髭剃りによるストレスをゼロに近づけるために、冬にトラブルが起きやすい理由と、対策方法をまとめてご紹介します。
冬は髭剃りトラブルが起きやすい…その理由とは
肌が乾燥しているため
肌にはもともと、紫外線やホコリなどの外部刺激から皮膚の細胞を守るバリア機能というものが備わっています。
しかし、肌が乾燥するとバリア機能が弱くなり、ちょっとした刺激にも敏感に反応するようになります。
冬は肌が乾燥するシーズンですから、バリア機能が弱くなる影響で、カミソリ負けを起こしやすいのです。
髭が冷えて硬くなっているため
寒い冬は肌が冷えると同時に、髭も冷えて硬くなっています。
その硬さは、なんと銅線と同じと言われるほど。
そのままカミソリでカットしても上手く切れないため、二度剃りや逆剃りが必要になり、肌に負担をかけてしまいます。
冬の髭剃りトラブルの対策方法
ホットタオルで髭を温めてから剃る
冷えた髭は銅線のように硬いのですが、温めるとたちまち柔らかくなり、剃りやすくなります。
冬は、シェービング前にホットタオルを1~2分ほど顔に当てて、髭を温めましょう。
ちなみにホットタオルは、熱めのお湯をタオルに含ませて絞ったものでOKです。
温め直したいときは、600Wの電子レンジで10~20秒ずつ様子を見ながら加熱しましょう。
意外と簡単なうえに効果的ですから、ぜひ実践してみてくださいね。
保湿効果のあるフォームやジェルを使用する
髭剃りの際には、必ずシェービングフォームやジェルを伸ばしてから剃りましょう。
髭がさらに柔らかくなるうえに、刃の滑りが良くなって肌への負担を減らすことができます。
さらに乾燥しやすい冬は、保湿効果のあるフォームやジェルを使うとより効果的です。
切れ味の良いカミソリを使用する
髭が柔らかくなっていても、切れ味の落ちたカミソリを使うと、上手に剃れない原因になります。
カミソリの刃はマメに交換して、常に切れ味が良い状態で使うようにしましょう。
髭剃り後は保湿をする
どんなに正しいシェービングをしたとしても、髭剃り後の肌は乾燥しやすくなっています。
そのままの状態で放置せずに、化粧水やクリームでしっかり保湿するようにしましょう。
万が一ほてりやヒリつきを感じるときは、冷たいタオルで少し冷やしてから保湿すると炎症が抑えられ、肌トラブルの緩和につながります。
冬の髭剃りトラブルは、シェービング前後のケアを丁寧に行うことで、ぐっと減らすことができます。
少し面倒に感じるかもしれませんが、蒸しタオルや保湿ケアを取り入れて、冬でもうるおいに満ちた健やかな肌を保ちましょう。