凹凸のあるクレーターのニキビ跡は大きなコンプレックスになりますよね。洗顔や保湿などを頑張っていても、セルフケアだけでは改善しにくいのも悩みの1つでしょう。
とはいえ、クリニックやエステで治そうとすると、コストや時間がかかってしまいます。
お手軽にコンプレックスを解消するためには、メイクで隠してしまうのがおすすめです。
そこで今回は、クレーターの凹凸肌を均一に整える、ベースメイク術をご紹介いたします。
メイク前のスキンケアで崩れ知らずの肌づくりを
メイクをする前には、洗顔と保湿ケアをしっかりとおこなうのが基本です。
寝ている間に分泌された皮脂を落とさないままメイクをしてしまうと、肌とファンデーションが密着しにくくなったり、テカリやすくなったりします。
せっかくメイクをしているのに、かえってクレーターが目立ち、肌が汚い印象になってしまうことも…。
自然な仕上がりにするためにも、洗顔と保湿ケアは時間をかけて丁寧におこないましょう。
洗顔フォームを泡立て、肌をこすらないように注意しながらやさしく顔を洗います。
とくに皮脂が分泌されやすい額や鼻、顎は重点的に洗いましょう。洗顔料を洗い流すときにはぬるま湯を使って顔のすみずみまで丁寧に洗い流してください。
洗顔のあとは清潔なタオルで顔の水気を取り、化粧水をなじませます。
乾燥しやすい目元や口元、頬などのパーツにはしっかりとなじませましょう。
化粧水で肌にうるおいを与えたあとは保湿クリームを薄く延ばせば完了です。
化粧下地を薄く伸ばして土台を作る
メイクの仕上がりを大きく左右するのが、ファンデーション前の化粧下地です。
化粧下地にはファンデーションを密着させ、テカリや崩れを防ぐ働きがあります。
特にクレーター肌の場合は凹凸があってファンデーションが乗りにくいため、化粧下地は必須。
あまり多く塗りすぎると厚ぼったくなって不自然になってしまうので、薄く均一に伸ばすことを意識しましょう。
額・両頬・鼻・顎の5点に置き、顔の内側から外側に向かって伸ばすとまんべんなく塗ることができます。
また、紫外線防止効果のある化粧下地を選ぶと、メイクと同時に紫外線による肌ダメージを防ぐことができます。紫外線は肌に大敵。とくにニキビができやすい肌の人が浴びると、ニキビ跡が色素沈着しやすくなったり毛穴が目立ちやすくなったりすることも。
化粧下地を丁寧に塗ってメイクの仕上がりアップと紫外線対策の両方を行いましょう。
クレーターに膜をはるようにファンデーションを薄く伸ばす
クレーターの凹凸をカバーしようとファンデーションを厚く塗ると顔全体がぼってりとした印象になり、舞台メイクのような不自然な仕上がりになってしまいます。
クレーターを上手に隠すためには、ファンデーションを薄く伸ばしてミルフィーユのように少しずつ丁寧に重ねていくのがポイント。
まずはファンデーションを額・両頬・鼻・顎の5点に置き、顔の内側から外側に向かって薄く伸ばしましょう。
顔の中でもよく動く部分(目元や口元、鼻の脇など)にファンデーションが溜まるとヨレが目立つため、とくに薄く伸ばしてください。
クレーターがひどく目立つ分にだけ再度ファンデーションを重ね、中指と薬指の腹でやさしくトントンと叩き込みます。メイクスポンジなどがある場合は指の代わりに使用するのがいいでしょう。
コンシーラーでクレーターをピンポイントカバー!
凹凸の目立つクレーター肌は、ファンデーションだけでカバーしようとすると厚塗りが必要になります。
なるべくナチュラルに仕上げるためには、凹凸がとくに目立つ部分をコンシーラーでカバーするのがおすすめです。
スティックタイプのコンシーラーなら、カバーしたいところをピンポイントで狙えます。
クレーターをひと回り大きく塗りつぶし、指の腹でポンポンと叩きながら境目をぼかします。
ぼかしが不十分だと不自然になってしまうので、周囲となじむまで叩き込みましょう。
クレーター肌であることに諦めを感じる方もいるかもしれませんが、メイクをすることでキレイにカバーすることができます。
1つのアイテムだけでカバーしようとするのではなく、化粧下地やファンデーション、コンシーラーと複数のアイテムを上手に組み合わせるのがクレーターカバーのポイントです。
自信を取り戻すためにも、ベースメイクに挑戦してみてくださいね。