以前、「人は見た目が9割」という本が上梓され、大変な話題となりました。アマゾンや書店で、いまだに表紙を見かけることもあるでしょう。
これは、初対面のファーストインプレッションが大事であるという点で、「営業マン」にこそ当てはまる言葉です。
営業マンの身だしなみは「清潔感」がベース
営業マンの気になる身だしなみは何でしょうか?「見た目」を形作るすべてです。つまり、全身です。頭の先から足のつま先まで、外見として見られるものは、すべて見られていると言っても過言ではありません。
時折、手指の爪が伸びている営業マンがいますが、残念な事です。手の爪は、名刺を交換するときに必ず目に入るパーツです。不潔感や、だらしない印象の元となってしまうのです。芸能人のようにネイルサロンに行ったりする必要はありませんが、少なくとも清潔感にはこだわると良いでしょう。「清潔感」こそ、身だしなみのベースなのです。
パーツ別!身だしなみのポイント3選
こだわるべきは「全身」とは言っても、どうすればよいのかお分かりにならないかもしれません。そこで、具体的にパーツごとにピックアップして行くことにしましょう。
「身だしなみ」では、全身は「頭髪」「顔」「服装」「持ち物」「におい」に分けられます。ここでは、身だしなみを「頭部」「スタイル」「におい」に分類して、解説を進めてまいります。
ポイント1: 頭部
頭髪が常に清潔であることはもちろんですが、「清潔である」事と、「清潔感がある」事は、必ずしも同じではありません。清潔にしていても、カラーリングや髪型で、ダイナシになってしまう事もあるのです。男性営業マンの身だしなみとしては、「黒髪」「耳にかからない長さ」を目安にすると良いでしょう。
顔立ちの印象を左右するのが、「眉」「鼻毛」「ヒゲ」です。処理していたつもりでも、笑った時に「鼻毛」が飛び出す、なんてことも。「眉」に関しては、お手入れのし過ぎにご注意下さい。また、商談など、相手と対面する直前に、テカリ・ぎらつきの対処をしておくのも重要です。フェイスシートやオイルブロッカーをお手洗いで使用すると良いでしょう。
ポイント2: スタイル
「服装」「持ち物」の事です。営業マンをはじめ、ビジネスマンの靴下の色は、「黒」「グレー」「紺」と決まっています。つまり、スーツのカラーも、基本的には「黒」「グレー」「紺」のカラーです。最近は細身のデザインが増えましたが、ぴちぴちにならないように注意しましょう。パンツに折り目がきちんとついていると、仕事が出来そうな印象になります。「カバン」「靴」も、スーツのカラーに合わせて選びたいところです。「靴」は、足の形に合ったさり気ないものを選びましょう。スーツで個性を見せるポイントは、ワイシャツとネクタイです。シワ防止加工のシャツであれば、カラーやデザインはある程度自由に選べます。ネクタイは、あまり派手すぎないものを選びましょう。
ポイント3: におい
営業マンであるからには気を付けたい身だしなみポイントです。例えばあなたの所に食品の営業マンがやってきたとします。その方が、ひどい体臭や口臭を発しながら、商品について説明を始めても、聞きたいとは思いませんよね。ましてや、その営業マンのおすすめする商品を購入しようなどとする訳がありません。例えば食事をしたなら、歯磨きまでは出来なくても、殺菌効果のあるガムなどを利用するべきでしょう。人と話すのが営業マンの大事な仕事ですから、においも身だしなみの重要なポイントなのです。あまり香料の強くない臭い対策をお選びください。デオドラントでは、無臭のものが無難です。