数ある身だしなみケアのなかでも、香りに気を遣う男性は周囲からの印象も良くなるもの。
とくに香水は、手軽にいい香りを身にまとえるマストアイテムですが、その使い方にはコツと注意点があります。
しかし、TPOを考えていなかったり、周囲に迷惑と感じられるほどの香りをまとっていると、かえって印象を下げてしまうこともあるので注意が必要です。
今回は、男が香水を付けるべき部位、また注意点についてご紹介していきます。
香水は付け方次第ではイヤなニオイになることも
強く香りを振りまくために、衣服やバッグなどの持ち物に直接付けているという男性も多いはず。
しかし香水は、本来体臭や体温と混ざることで柔らかく匂いを振りまくためのものです。
自分にとっては好きな香りに包まれている空間も、周囲の人からは香りが強すぎて悪臭の原因に変わってしまうことがあるので注意しましょう。
また、体温が高い部位といっても、わきの下など体臭が強い部分に香水を付けると、汗と混じり合ってイヤなニオイに変化してしまうこともありますので、避けることをおすすめします。
【シーン別】香水の2つの付け方
1.ビジネスシーン
ビジネスシーンでは、香水感が出過ぎないように付けることが大切です。
会議室やエレベーターなどの密閉空間では、香りが強く広がりすぎてしまい、相手に不快感を与えることも。
あまり香りが強いと「香水臭い人」と印象が悪くなってしまうこともあるので気を付けたいものです。
ビジネスシーンで香水を使うときには、自分では「香りがしないかな?」と思うぐらいの少量にとどめましょう。
付ける部位も、肘の裏やウエストなど、人の顔付近に直接近づくことの少ない位置に付けるようにしましょう。
同じ香水を毎日つけていると、だんだんと匂いに慣れてきて適量が分からなくなってしまうこともあるので、違う香水をローテーションで使うのもおすすめです。
ビジネスシーンで使う香水は、甘い香りのものよりも爽やかな香りがするものをチョイスしてください。
2.プライベート
香水は、付けてから数分間は強く香り、30分から1時間程度で落ち着いた香りになっていきます。
あからさまに「付けました」という香りを振りまかないためにも、約束の時間の30分前ぐらいに香水を付けるのがおすすめです。
また香水を付ける時のポイントは、「体温であたためられると香りが上がっていく性質」を上手く利用すること。
ひじの内側や胸、ウエストやふともも、脈のある部分や太い血管が通っている部位などに香水を付ければ、時間が経つほどにふんわりと心地良い香りが広がります。
オーデコロンを髪にサッと吹きかけて香らせるのも効果的ですよ。
ただし、食事をするときには、強い香りが食事の妨げになってしまうこともあります。
遊ぶ場所やその日のプランが決まっているときは、香水を付けていても邪魔にならないかをしっかりと考えるようにしてください。
また、お見舞いなどで病院に行く時や、仏事に参列する時には、香水は控えたほうが良いでしょう。
香水は、上手に使えば男性の魅力を効果的にアピールできるアイテムです。
香りすぎに注意して上手な付け方を心がけ、周囲に良い印象をふりまいていきましょう。