毎日使用するドライヤーの使い方次第では、男性が気になる薄毛やヘアダメージを招くことがあります。それとは逆に、ドライヤーを使わず洗髪後に自然乾燥するのも頭皮には良くないことなんです。
気になる薄毛の症状が出てしまう前に、習慣化している間違ったケアを直していきましょう。今回は頭皮や毛髪にとって良くないドライヤーの使い方と、薄毛を防ぐ正しい使い方を紹介します。
薄毛を招く間違ったドライヤーの使い方
普段何気なく使用するドライヤーですが、何も考えずにただ髪や頭皮に温風を当てるだけでは薄毛やヘアダメージにつながります。
高温のドライヤーを使いすぎると、熱によって頭皮や毛髪が乾燥し、毛根がダメージをうけるため抜け毛を起こしやすくなるのです。また、頭皮や毛髪の乾燥はフケやかゆみ、切れ毛や枝毛の原因になってしまいます。
一方、洗髪後にドライヤーを使わず自然乾燥すると、一見乾いたと思っている毛根周辺や頭皮が乾ききっておらず、湿った部分にマラセチア菌と呼ばれるカビが発生することがあります。菌が定着すると育毛を妨げるだけでなく、臭いの原因にもなり「髪を洗ったばかりなのに臭い」という状況になってしまうため注意が必要です。
正しいドライヤーの使い方
まず、洗髪後にはしっかりとタオルで毛先の水分を取り除きましょう。
その時注意したいのは、ゴシゴシと擦るように拭かず、やさしくタオルで挟み込みながら拭き取るという点です。
毛髪が濡れている時は、髪一本一本のキューティクルが開いていて切れやすい状態になっています。いつまでも濡れたままの状態は髪に負担がかかるため、すばやくタオルドライするようにしましょう。
しっかりタオルドライが済んだら、ドライヤーを使って乾かしていきます。
その際、上からただ風当てるだけではなく、片手で髪の束をめくり、その内側の頭皮周辺に風が当たるように乾かすのがポイントです。
ドライヤーの温度は50~70度くらいの低めに設定し、15~20cmほど離して使用しましょう。
また、通常のドライヤーでも正しく使えば問題ありませんが、細かく温度設定ができるものや、イオンが発生するドライヤーはヘアダメージや静電気を防ぎ、ツヤツヤにしてくれる効果があるためおすすめです。
急いでいるときや眠いときなどは、「ドライヤーをかけるのが面倒くさい……」などと感じ、きちんと乾かさずに自然乾燥で済ませてしまっていませんか。
一方で、髪型にこだわるあまり必要以上にドライヤーを当て続けてしまうこともあるでしょう。
このままの使い方を続けていては、薄毛やヘアダメージを招いてしまいます。
今回ご紹介した正しいドライヤーの使用方法を心がけ、いつまでも若々しい見た目をキープできるようにしていきましょう。