スキンケア
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夏の発汗による肌への3つの悪影響とは?

汗を拭くワイシャツ姿の男性

夏に起きる肌の問題と言えば「紫外線」だと考えている方はたくさんいて、紫外線対策はしっかりと行っていることでしょう。
しかし、「汗」も軽視してはいけません。
実は、汗を放置するとニキビ・肌荒れ・乾燥・べたつきなどの原因になってしまいます。
今回は、夏の汗による肌への影響についてまとめてみました。

3つの悪影響とは?

【悪影響1】肌がアルカリ性になってしまう

汗が総じて悪いもの、というわけではありません。
通常の汗は弱酸性。皮膚も弱酸性なので、通常の汗は肌に悪影響を与える事はありません。
しかし、夏のように汗の量が増えてしまうと、重炭酸イオンの濃度が濃くなってしまい、汗の成分がアルカリ性に傾いてしまいます。
こういった汗を拭き取らずに放置していると、皮膚までもアルカリ性になってしまうのです。

アルカリ肌は雑菌が繁殖しやすい

皮膚がアルカリ性になってしまうと、皮膚表面の酸性が打ち消され、弱酸性が持つ「殺菌効果」を得られないので、雑菌が繁殖しやすい肌に。
汗をかいて湿った肌は異物が付着しがちなので、肌荒れを引き起こしやすくなっています。
肌荒れが起きると、新陳代謝のサイクルが乱れて、保湿機能・バリア機能の弱い角質層が作られてしまう可能性もあり、慢性的な肌トラブルに悩まされることもあります。

【悪影響2】傷付きやすい肌になってしまう

大量の汗は、皮膚表面を潤しますが、この汗は角質層に吸収されていきます。
汗を十分吸収した角質層はふやけてしまうので、ちょっとした刺激で傷つきやすい肌に。
また、角質層がふやけてしまうと、肌表面の毛穴・汗孔(汗が出てくる場所)が狭くなるので、上手に汗・皮脂が排出されず、ニキビなどの原因にもなってしまいます。

乾燥肌は美容の大敵!

この角質層内部の水分が蒸発してしまうと、ふやけた状態からは戻るのですが、急激な蒸散によって肌に必要な潤いまで奪っていき、肌が乾燥してしまいます。
乾燥した肌は、バリア機能がない肌であるのと同義で、美容の大敵です。刺激の強い夏ですから、保湿をしっかりとしておきましょう。

【悪影響3】薄毛の原因となることも

汗と皮脂が混ざってしまい、その汗を放置すると水分が蒸発し、脂っぽい汚れだけが残ります。この部分がホコリなどと混じって、毛穴をふさいでしまうのです。
これによって髪の成長を阻害されてしまうので、男性の悩みの1つである薄毛の原因にもなってしまいます。

汗はこまめに拭き取ろう

大量発汗によって起こる夏の肌トラブルですが、汗をこまめに拭き取ることで予防することが可能です。
しかし、汗で潤っている肌は刺激に対して弱くなっています。柔らかい素材を使用して、優しく汗を拭きとってあげましょう。

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